この研究会について

ご挨拶

主査 北陸学院大学 沢田史子

本研究会は2005年1月に設立されました。石川県の加賀 (かが) 能登 (の と) 地 域を中心に富山,福井,岐阜県飛騨地方の観光と情報に関する調査研究を行っています。この地域には小松,富山,能登の三空港があり中部国際にも近く,経済 的に中部圏と深い繋がりがあります。

本地域の主な観光資源は温泉と自然,歴史的な町並みと季節ごとの食などであり,観光産業のへの依存度が高い地域です。本地域には下記の 9温泉地があ り,とりわけ温泉への依存度が高い状況にあります。2014年に北陸新幹線が開通しました。空と陸のアクセスが充実されアジアの時代を目した方策を構築する必 要があります。

石川県
山代,片山津,山中,和倉,粟津,輪島,湯涌
富山県
宇奈月
福井県
芦原

また,台湾,韓国,中国からの訪問者をコアとし,広くアジア,米国,オーストラリア,ヨーロッパと世界各国・地域からの訪問者を誘致す る方策を採用 しています。本研究会が現在カバーしている地域の国際観光が益々進展していくことはデータからも明らかです。一方,日本人観光客は減少傾向にあります。こ こ数年下げ止まりの状況にありますが厳しい状況下にあることに変わりはありません。国内外を問わず如何に地域の魅力をアピールし情報発信するかが重要で す。

さらに,地域格差進行が著しく,魅力ある自然と共生し歴史と文化を育んできた一部地域が廃村になるところもでてきております。このよう な地域におい ては,体験を軸とした田舎観光を検討し情報発信していくことが大切です。体験としては,農業,漁業,炭焼きなどの林業についての可能性の調査を行っており ます。これらグリーンツーリズム振興が重要な鍵になります。格差を緩和する有効策には観光情報のソフトとハード両面からのインフラ構築が必須です。両イン フラ整備の費用対効果を熟慮した上で提案することが大切です。本研究会では,これまで述べた社会環境に鑑み,

を主な研究テーマとして掲げ,地域観光企業,自治体,高等教育機関との連携を密に し,地域に真に有効な政策を構 築していく予定です。多くの方と共に考え活発な研究会とするため広く会員を募集しています。ご興味がありましたら是非ともお問合せください。

体制

主査 沢田 史子(北 陸学院大学短期 大学部
幹事 村上 嘉代子(芝 浦工業大学
顧問 大薮 多可志(日本海国際交流センター)